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ミステリーシネマ神戸・はてな支店

永遠のセルマとミステリーシネマ神戸の抜粋です。

類猿人ターザン MGM 1932

監督 W.S.ヴァンダイク

出演

モーリン・オサリヴァン

ジョニー・ワイズミュラー

ワイズミュラー版ターザンの第一弾

ワイズミュラー1924年のパリ五輪、1928年アムステルダム五輪で合計5個の金メダルを獲得した水泳自由形の選手。

もともとオーストリア・ハンガリー帝国の出身(ドイツ系)で幼いときに親と一緒にアメリカに渡った。

顔を見ればわかるとおり、同国出身のアーノルド・シュワルツネッガーに似ている。

モーリン・オサリヴァンはアイルランド出身でイギリスではヴィヴィアン・リーの同級生だった。

のちにハリウッドにわたって、ターザン女優として売り出した。

現代の基準で見ると、おそらく30年代随一の美人女優だが、当時はグレタ・ガルボが全盛で、彼女のようなタイプは色物的に扱われていたみたいだ。

1936年に結婚して、子供を7人もうけた。

それ以来仕事量はセーブしてしまい、主役でなくても演技力を要求される映画だけを選んで出演した。

女優ミア・ファーロウは娘である。

ミア・ファーロウもアンドレ・プレビンとの間に6人の子供を産んでいる。この家系は多産系なのだ。

映画はジェーン(モーリン・オサリヴァン)が父を追ってアフリカを訪問するところから始まる。

ジェーンは父に頼み込み、象が死ぬとき姿を隠すという謎の山の探検に参加させてもらう。

行程は過酷で、奴隷黒人は次々死んでいく。

そんなとき、彼らは白人男性の雄叫びを聞く。

はたして敵なのか、味方なのか?

やがて姿を現したターザン(ジョニー・ワイズミュラー)は初めてみる白人女性のジェーンに興味を持ち、さらってしまう。

言葉の通じないターザンを野蛮人だと思っていたジェーンは露骨に嫌悪を示すが、ターザンが案外紳士的な態度もとることを知り、次第に親しみを抱くようになる。

しかし、ジェーンの父が病を押して、探索に来たのを知って、泣く泣くターザンに別れを告げる。

ところがジェーンと父はピグミーに拉致されてしまい、従者は一人ずつ殺され、次はジェーンの番になる。

そこに雄叫びとともにターザンと象の大群が現れ、ピグミーを全滅に追い込む。

ピグミーのかわりに、黒人のフリークスの皆さんを使っていたために、この映画はなかなか放送できなくなっている。

しかしモーリン・オサリヴァンの美貌だけは残したいものだ。