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ミステリーシネマ神戸・はてな支店

永遠のセルマとミステリーシネマ神戸の抜粋です。

暁の合唱 1955 大映

240.大映(~59年)

香川京子大映作品。

五社協定ができる前にフリーになったため、香川は映画会社に寄らず好きな作品に出られた。

この作品はどこか東宝作品の雰囲気を残す石坂洋次郎の映画化作品。

朋子は女子大に受験に行く最中に見つけたバス会社に飛び込み採用される。

その会社は芸者上がりの米子が事務を取り仕切り、浮田運転手などがいた。

社長は資本家の小出で滅多に来ないが朋子と意気投合する。

小出の甥三郎は腰が落ち着かない浮気者。

映画館を経営しているが実が入らず、事務所で愛人と修羅場になる。

しかし朋子は頼りないがそういう三郎のことが好きだ。

小出もそれに気づいて、二人を一緒にさせようとする。

朋子はその気だったが、三郎はいまだ優柔不断で断る。

東京物語の翌年の作品である。

香川京子が主題歌を歌っている。

歌はあまり達者ではない。

だからアイドル映画みたいになっている。

途中では豪雨の特撮シーンも出てくる。

しかし乗合バスにいつも日本人は郷愁を感じるものだ。

「有りがたうさん」「秀子の車掌さん」は戦前だったが、昭和30年になっても中村メイコが歌って大ヒットした「田舎のバス」やこの映画が当たるんだから。

忘れてはならないのが、石橋蓮司が弟役で出演している。

子役だが、あの顔は全く変わっていない。一目見てわかる。

しかも個性的な演技もそのままだw

てっきり70年代のATG出身だと思っていたが、芸歴は実は長かったのだ。

監督 枝川弘

脚本 八住利雄

原作 石坂洋次郎

企画 中代富士男

製作 藤井朝太

撮影 板橋重夫

出演

香川京子 (斎村朋子)

見明凡太朗 (父兵吉)

竹里光子 (母美代)

石橋蓮司 (弟銀二郎)

根上淳 (三郎)

小沢栄太郎 (小出信吾)

高松英郎 (浮田)

伏見和子 (米子)