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ミステリーシネマ神戸・はてな支店

永遠のセルマとミステリーシネマ神戸の抜粋です。

光る海 1963 日活

230.日活映画

凄いメンバーを揃えた日活青春映画。

高校生以来の再見だったが、すっかり筋書きを忘れていた。

しかしラストシーンだけはよく覚えている。

翌日、登校時に電車の窓から見えた光る海をまるで昨日のように思い出す。

美枝子と和子と野坂、浅沼は大学の同窓生。

美枝子は野坂をひそかに思っている。

卒業パーティーの夜、バッグを届けてくれた彼を誘って銀座で母雪子が経営するバーへ行き、その帰りに二人は口づけを交わす。

浅沼は海外長期出張を前にして同棲相手が臨月に入り、和子と野坂に相談する。

和子は会社の同僚であり、社長の姪であったため、うまく取りなしてもらい、無事結婚式を挙げ、男の子を出産する。

和子はその夜、野坂を家に誘い、彼に対する愛情を意識する。

一方、雪子は和子の伯父矢崎の妻信子からガンのため余命幾ばくもないこと、死後夫の面倒を看てやって欲しいことを突然、告げられ絶句する。

美枝子も信子に面会して、雪子の再婚をほのめかされ、嫉妬にも似た複雑な感情を味わう。

和子の妹久美子は姉の心情を慮って、野坂と結びつけるための策略を練る。

その甲斐あって二人は婚約する。

二人はまず美枝子に連絡する。美枝子は二人を祝福したが、電話を切った後で泣き崩れるのだった。

吉永小百合若干18歳の作品。

珍しく浜田光夫には、ふられてしまう。

吉永の演技は力みが入って青いが、石坂洋次郎原作の難しい台詞を難なくこなし、女優らしさを感じさせる。

アイドルから女優へ一皮むけた作品だと思う。

田中絹代高峰三枝子吉永小百合という三代女優が語り合う姿はおそらく最初で最後だったろう。

実際より4つも年上の役であり、ハイリスクだったが、これだけの豪華共演陣だったのであえて挑戦したと思う。

監督 中平康

脚色 池田一朗

原作 石坂洋次郎

撮影 山崎善弘

美術 松山崇

音楽 黛敏郎

出演

吉永小百合 (石田美枝子)

高峰三枝子 (雪子)

浜田光夫 (野坂)

十朱幸代 (葉山和子)

和泉雅子 (久美子)

森雅之 (矢崎)

田中絹代 (信子)

山内賢 (向井)

和田浩治 (浅沼)

松尾嘉代 (栄子)

奈良岡朋子

ミヤコ蝶々

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