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ミステリーシネマ神戸・はてな支店

永遠のセルマとミステリーシネマ神戸の抜粋です。

牝猫と現金(げんなま) 1967 フランス

アラン・ドロンの二番目の愛人ミレーユ・ダルクの魅力がたっぷり詰まったノワール映画と思っていたら、実はめでたしめでたしのコメディだった。

ピエロは銀行強盗で盗んだドルのありかを知らせないまま、警察との銃撃戦で死んだ。

愛人だったカティはそのとき臨月だった。

かわいい男の子を産んだカティは保護施設で知り合ったママ友マリテとともにピエロと暮らしていた村へ戻る。

となりに変わった画家ガリエールが住んでいるぐらいで、静かな村だ。

しかし、ピエロの金を狙って、ギャングたちが集まってくる。

そのうちの一人ジョーを何とか仲間に引き入れて、カティはドルの在処を探すことにした。

彼女が金の行方に気づいたとき、銃撃戦が始まる。

最後は赤ちゃんを囲んで撃ち合いになり、結局生き残ったものが金を総取りするのかと思った。

ところが生き残ったものは警察に出頭してドルを渡して懸賞金をもらう。

おそらく警察もこの様子を外から見守っていて、ギャングが皆殺しすれば良いと思っていたのだろう。

音楽が非常に印象的で、実にもの悲しい響きだった。

アメリカでは人気が無いのはこのさびしげな雰囲気が一つの理由だろう。

襲撃直前にギャングはハーモニカをまるでマカロニ・ウェスタン映画のように吹いている。

てっきりサッドエンドだと思っていたら、ラストはハッピーエンドのコメディーだった。

観客を驚かせたという点で演出は成功したのだろう。

俳優陣では男優はぱっとしない。

主演のミレーユ・ダルク一人で持っているようなものだ。

久々にミレーユ・ダルクの映画を見たが、昔はミック・ジャガーの女性版を見てるような気がして、お色気シーンでも引いてしまったことを思い出す。

ちなみにカーリー・サイモンも同傾向の顔だと思った。

結構この手の顔はセレブにもてるようだ。

監督 ジョルジュ・ロートネル

脚色 ミシェル・オディアール マルセル・ジュリアン ジャン・メケール ジョルジュ・ロートネル

原作 ジャン・アミラ

音楽 ミッシェル・マーニュ

出演

ミレーユ・ダルク (カトリーヌ)

アヌーク・フェルジャック (マリテ)

アンリ・ガルサン (ジョー)

モーリス・ビロー (警察)

ファニー・ロビアン

ルネ・ケンシール