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ミステリーシネマ神戸・はてな支店

永遠のセルマとミステリーシネマ神戸の抜粋です。

ことの終わり 1999 UK

421.イギリス映画(70年~)

The end of the affair

邦題 「ことの終わり」

監督・脚本 ニール・ジョーダンクライング・ゲーム、インタビュー・ウィズ・バンパイア、マイケル・コリンズ、ブッチャー・ボーイ)

原作 グレアム・グリーン第三の男

出演

レイフ・ファインズ ... Maurice Bendrix

スティーブン・レイ... Henry Miles

ジュリアン・ムーア... Sarah Miles

イアン・ハート...      Mr. Parkis(探偵)

ジェイソン・アイザック... Father Richard Smythe(神父)

英国のカトリック作家グレアム・グリーンの出世作。

男女の三角関係を描きながら、それを超越した神の愛を確信させる。

ニール・ジョーダン監督もアイリッシュカトリックである家庭の出身だ。

カトリックは日本人の宗教観と相容れないものと思われがちだが、僕は全くそう思わない。

実体験があれば、これが普遍的なものだとわかるはずだ。

グレアム・グリーンにも実体験があったそうである。

前半はヌードシーンのオンパレードだが、

それが後半になると、かえって敬虔な気持ちをうむ効果を持つ。

人間は何かにすがってしか、生きていけない。

恋は愛になり、愛はやがて神への愛と昇華する。

残されたものも、神を恨むことにより、神の実在を悟る。☆☆☆☆

(あらすじ)

作家ベンドリクスが実体験を基に小説に描きながら、ストーリーは展開する。

旧友ヘンリーから妻サラの不貞の相談を受けて、ベンドリクスは激しい嫉妬を感ずる。実は第二次大戦末期、ベンドリクスとサラは不倫関係にあった。しかしロンドンが空襲に襲われ、サラの目の前でベンドリクスが負傷して以来、サラはベンドリクスの前から消えた。

ベンドリクスは探偵を雇い、サラの相手が誰か、探ろうとする。

探偵はサラの日記を手に入れた。そこには意外な真実が書かれていた。

(ネタバレ)











爆撃でベンドリクスが吹き飛ばされたとき、ベンドリクスは息をしていなかった。サラはベンドリクスを助けてくださいと神に祈った。するとベンドリクスが蘇生したのだ。それ以来、神に操を立てて、サラは誰とも交わらなかったのである。

ベンドリクスはサラをヘンリーから奪って、駆け落ちした。幸せそうに二人は未来の子供のことを語る。けれども、サラには時間が残されていなかった・・・

最後のベンドリクスの台詞。

”But leave me alone forever.”