ミステリーシネマ神戸・はてな支店

永遠のセルマとミステリーシネマ神戸の抜粋です。

ゼロ時間へ 2007 ITV

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ミス・マープル第三シリーズ第二作。

原作ではバトル警視が登場する。

しかしドラマでは、ミス・マープルものに仕立て直している。

演出:David Grindley

脚本:Kevin Elyot

原作:Agatha Christie

配役

Geraldine McEwan : Miss Marple

Greg Wise  : Nevile Strange

Saffron Burrows  : Audrey Strange

Eileen Atkins : Lady Camilla Tressilian

Julian Sands : Thomas Royde

Zoe Tapper : Kay Strange

Paul Nicholls : Ted Latimer

Julie Graham : Mary Aldin

Tom Baker : Frederick Treves

Eleanor Turner-Moss  : Diana (写真)

推理小説では殺人から話は始まる。しかし殺人は結果にすぎない。

原因がいくつもあって、それらすべてが一点に収束する。ゼロ時間に向かって。

裕福なトレシリアン夫人は海辺のガルズポイントで寝たきりの生活をしていた。

ある夏、彼女は知人たちを招待する。

その中にはテニスプレイヤーのストレンジ夫妻、ストレンジの別れた妻が含まれていて、不穏な空気が流れていた。

ホテルに宿泊していた訪問客の一人、弁護士のトリーブズが死体で発見される。

心臓発作だった。

この作品はノンシリーズだが、かなり人気がある。

しかし読み直してみると、何を今さらという感じもする。

この話は一発ネタだ。

結末を知ってしまうと、犯人を忘れるほど時間が経つまで、二度と読みたくなくなる。

(実際、僕は忘れていた。)

探偵役のミス・マープルがどうこうというのでなく、ポワロが出てきても同じ事だ。

だから原作では、あえてバトル警視に振ったとも考えられる。

もちろん、ジェラルディン・マッキーワンの演技を楽しみたい人には、お奨めできる。

写真は出演者の一人、エレノア・ターナー・モス。

話題の新進女優で、少ししか出番はないが、ミス・マープルにサジェスチョンを与える、重要な役である。

Youtubeには見あたらなかったので、同年にパスカル・トマ監督が撮ったフランス映画の方を上げておく。

この方がさらに評価は低い。