ミステリーシネマ神戸・はてな支店

永遠のセルマとミステリーシネマ神戸の抜粋です。

どですかでん 1970 東宝

監督 黒澤明

製作 黒澤明 松江陽一

原作 山本周五郎

脚本 黒澤明 小国英雄 橋本忍

企画 黒澤明 木下恵介 市川崑 小林正樹 (四騎の会)

撮影 斎藤孝雄 福沢康道

音楽 武満徹

主役:

頭師佳孝

菅井きん

伴淳三郎

丹下キヨ子

井川比佐志

沖山秀子

田中邦衛

吉村実子

三井弘次

三波伸介

楠侑子

芥川比呂志

奈良岡朋子

渡辺篤

藤原釜足

三谷昇

貧しい町があった。

天ぷらを揚げているおくにさんの息子は六と言う。知的障害者だが電車オタクだ。ドデスカデン、ドデスカデンと言って一日中、電車ごっこをしている。

増田と河口夫妻は仲がよいが、良すぎて夫婦交換をしている。

島悠吉は顔面神経痛で妻は凶悪だった。しかし彼が恐妻家かと思うと、実は愛妻家である。

内職に精を出す娘かつ子は伯父に犯されて妊娠するが、何故か仲良くしてくれた酒屋の店員を刺してしまう。そのおかげで伯父は警察沙汰を嫌い、姿を消す。

他にもこの町には個性豊かな人間が集まっていた。

黒澤は「トラトラトラ」から降りて自殺未遂を起こした後、

本来の絵画趣味にもどり、原色にこだわって作った、初の完全カラー作品だ。

この部落はゴーリキーの「どん底」風だが、原色があるために救われている。

どこか、フェリーニを感じさせる。興行的には完全に失敗した。

個人的には渡辺篤三谷昇のエピソードが気に入っている。