ミステリーシネマ神戸・はてな支店

永遠のセルマとミステリーシネマ神戸の抜粋です。

Murder Most Foul(最も卑劣な殺人) 1964 UK

監督:ジョージ・ポラック

脚本:デビッド・パーソル

出演:

マーガレット・ラザフォード ... Miss Jane Marpleチャップリンの伯爵夫人)

ロン・ムーディ ... H. Driffold Cosgood

チャールズ・ティングウェル ... Inspector Craddock

アンドリュー・クリュックシャンク ... Justice Crosby

メグ・ジェンキンス ... Gladys Thomas

ラルフ・マイケル ... Ralph Summers

ストリンガー・デイビス ... Jim Stringer


ミス・マープル・シリーズ第四弾。

原作は「マギンティ夫人は死んだ」

ミス・マープルではなく、エルキュール・ポワロが登場する長編小説だ。


マギンティ夫人殺人事件の陪審員となったミス・マープルは独自に捜査を開始する。

早速、夫人の遺品から脅迫状を見つける。

犯人は脅迫されていた劇団員らしい。

続いてミス・マープルは女優として潜入する(笑)

途端に劇団員ジョージが毒殺される。

さらにミス・マープルと間違われて、ドロシーが青酸ガスで殺害される。


やはり映画は、原作を大きく改変している。

それが今回は、うまくいっていない。

原作は、死刑囚が本当に犯人でないのか?はたして糸口がどこにあるのか?

わかるまで相当に時間を要した。

自分がどこにいるか、分からないような感覚が、この作品の大きな魅力だ。

映画では、そのあたりがさらりと流される。

そしていきなり、核心に突っ込んでいくのだ。

これでは、原作の味わいは消えてしまう。

その上、劇団を舞台とする連続殺人事件は、当時でも陳腐だったろう。


今回のミス・マープルは、女優に挑戦している。

ラストには、1924年射撃大会優勝の腕前を披露する。

このシリーズのミス・マープルは、万能おばさんという設定だ[E:heart]