ミステリーシネマ神戸・はてな支店

永遠のセルマとミステリーシネマ神戸の抜粋です。

ウィッカーマン 2006 アメリカ

監督・脚本:ニール・ラビュート

製作:ニコラス・ケイジ

製作総指揮:ダニー・ディムボート他

オリジナル脚本:アンソニー・シェイファー

音楽:アンジェロ・バダラメンティ

撮影:ポール・サロッシー

美術:フィリップ・バーカー

衣装:ライネット・メイヤー

キャスト

ニコラス・ケイジ(「リービング・ラスベガス」でアカデミー主演男優賞

エレン・バースティン(「アリスの恋」でアカデミー主演女優賞)

ケイト・ビーハン

フランセス・コンロイ

モリー・パーカー(「ひかりのまち」)

リーリー・ソビエスキー(「ディープインパクト」)

ラジー賞にノミネートされただけのことはある。

こんな映画を一時間半も見ていた自分を褒めてあげたい

オリジナル版は、1973年英国製作で、クリストファー・リーや「黄金銃を持つ男」のブリット・エクランド(ピーター・セラーズの未亡人)も出演したカルトムービーだった。

リメイク版は、設定をがらりと変えている。

オリジナル版の主役はスコットランドの巡査部長だったが、新作ではカリフォルニア警察の白バイ警官だ。

スコットランド西部のヘブリディーズ諸島が、米国ワシントン州の個人所有島になっている。

旧作はリンゴの名産地で、新作は養蜂業を営んでいる。

(この作品を見て知ったが、蜂蜜も天候不順で不作になるそうだ。)

オリジナル版にあったエロティシズムが、リメイクには全くない。

これでは何のうま味もない。

ケイト・ビーハンやモリー・パーカーにも色気はない。

リーリー・ソビエスキーは美人だが、子役の頃のみずみずしさが失せた。伸び悩みだ。

共通点は多神教ケルト伝説を背景に持ってきていることだ。

スコットランドならそれでいい。

しかしバンクーバーの近所で、妖精伝説には違和感を感じた。

舞台をカナダかアラスカに持って行った方が良かった。

あるいはキリスト教異端カルトの話にしてもよい。

何しろ良くなかったのが、知らない人が見ていても結末が読めてしまうことだ。

同じ結末でありながら、オリジナル版と違って、リメイク版ではどんでん返しになっていない。

ニコラス・ケイジはこのオリジナル版を愛していたのだろうか、

映画の製作に名を連ねたため、彼も大損をこいたであろう。