ミステリーシネマ神戸・はてな支店

永遠のセルマとミステリーシネマ神戸の抜粋です。

十三の眼 1947 大映

7812667

松田定次監督作品

撮影 石本秀雄

出演:

藤村大造 片岡千恵蔵

戸川タマキ 喜多川千鶴

飯島まゆみ 由利みさを

小柳ミチ 美奈川麗子

清水刑事 伊達三郎

清島了助 斉藤達雄○

長島ルリ 奈良光枝

戦後しばらく、GHQ片岡千恵蔵らの時代劇映画を封印していた。

彼らは仕方なく、不慣れな現代物にチャレンジした。

「十三の眼」は「七つの顔」に続く大映アクション劇「多羅尾伴内」シリーズ第二弾である。

しかし多羅尾伴内というより、藤村大造でアクションしている時間がかなり長い。

第一作が大人しい作品だったので、二作目は少し派手にしたと言うことか?

千恵蔵のチャンバラ風アクションを楽しめる。

喜多川千鶴が、藤村大造の恩師の娘役である。

立派なヒロインなのだが、いつもながら印象が薄い。

それと比べて、青森出身の大歌手・奈良光枝がやはり歌手役で出演しており、彼女が実にかっこいい。

喜多川千鶴よりずっと見せ場があった。

第一声のイントネーションがおかしいが、青森県人は当時なかなか方言が抜けなかったのだろう。

あとは小津安二郎の作品の常連、斉藤達雄が黒幕の義眼の男で、最後は千恵蔵と派手な殴り合いを演ずる。

当時のアクション作品としては、まずまずの出来ではないか。

最後の吊り天上のシーンは笑ってしまった。

時代劇でも、このオチはやらないだろう。

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